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    • 2017.12.04 Monday
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    伊豆急リゾート21での輪行

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       先週の西伊豆サイクリングで、行きの輪行に当たった列車が伊豆急のリゾート21だった。
       伊東線や伊豆急で輪行する機会も結構あるのだけど、この車両に当たったのははじめてだった。

       伊東線と伊豆急の普通列車は、今やかつて東急で走っていた8000系車両が主力。リゾート21運用の普通列車に乗りたくてもきちんと時間を調べていかないことには日中当たる可能性は低い。
       旧東急8000系は伊豆急では3両編成化されて運用されている。末端の伊豆急下田に向かう区間では3両で運用されていて、伊東線と伊東、伊豆高原のあいだで追加3両増結した6両で運用されているパターンをよく見る。
       時間はそれぞれ違えど何度もこれで輪行したことがあり、混んで困ったということはなかった。

       対してリゾート21は7両編成。

       僕はこの列車がリゾート21運用であることに、その前の祝日に行った乗り鉄で気づいていたので、リゾート21で輪行することの意識はしていた。
       アプローチの途中、熱海駅でそばでも食べたいなと思っていたので、直前接続の2本前の列車で熱海駅に着き、そばを食べてリゾート21に乗り込んだ。
       車内に入ってさて自転車をどこに置くものかと悩んだ。
       シートの構成は山側はひとり掛け向かい合わせのクロスシート、海側は窓に向けた変則的なベンチシート。デッキに近い両車端部のみふたり掛けの向かい合わせクロスシートになっていた。
       クロスシートは固定されたボックス型のため、デッキ壁とのあいだにスペースはない。乗客のいない車内で僕は、ベンチシートに腰掛け、窓に自転車を立てかけていた。


      リゾート21車内


       発車を待つあいだ、にわかに乗客が増えてきた。
       僕が乗ってきた列車のあとに東京からの普通列車が2本。静岡方面からの普通列車も着いたようだった。在来線ホームからではわからないけれど、新幹線こだまも乗客を運んできたかもしれない。
       あれよあれよという間に車内はいっぱいになった。輪行袋はベンチシートの3座席分くらい場所を取ってしまって居心地が悪い。ゴルフに行くらしいおじさん集団が、荷物を気にしてベンチシートの反対側からまわって席についてくれた。これはなんだい?自転車です。へぇこれが自転車なんだ、健康的でいいな気持ちよさそうだし、などと会話を交わした。
       7両編成の列車がこれほど混むとも思っていなかったので驚いたけど、置き場としてはデッキしかないかな。
       今回僕が使った輪行袋は前輪だけ外すタイプだったから窓際に立てかけて逃げ切れたけど、両輪外すタイプだと収納幅がかさむから座席足元おそらくスペースがなくなってしまうんで室内には持ち込めないだろうねきっと。同じ場所に置いても高さがある分、窓にはみ出してしまうだろうし。

       今回ゴルフのおじさんたちが狭い足元気を利かせてくれたんでよかったけれど、この車両の場合デッキにおいて置くべきだなと思った。
       最近は旅行者も大きい荷物を運ぶようになって、デッキも取り合い。やっぱり早めの列車で乗り継いで、デッキを先に確保するしかないかな。リゾート21の場合。


      リゾート21デッキ


      輪行はしにくい列車だと思う




      保温保冷ボトル

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         レイクタウンのY's Roadでボトルがダンボールセールされていた。

         僕の使っているボトルもだいぶ使い込んでいて、飲み口も傷がたくさんついていたり(噛んでいるつもりはないのだけど)、この前はカビのようなものがたくさん付いていたのでグラス洗い用スポンジで丹念に洗ったり、スポーツドリンクのにおいなどはまったく取れなくなっていたり、まあそんな状況だ。
         そんなわけで興味がおよんだ。

         売られていたボトルはELITEの保温保冷タイプのボトルで、500mlのサイズで735円。
         保温保冷タイプでは安いというのもわかるが、ふつうのボトルであれば500円せずに手に入るのだから、どうしようかしばし悩んだ。
         説明のくだりでは2時間程度保温保冷効果が持つという。
         ──お試しに買ってみるとするか。

         僕がボトルを買うときに気にするところがひとつ。
         キャップがパッキンタイプかスクリュータイプかだ。
         パッキンタイプ(はめるタイプ)は開け閉めで劣化しやすく、劣化するとそこから飲み物がもれる。走っている最中はあまり気にしないのだけど、輪行のときに家からドリンクを作って持って行ったりすることも多いので、もれるのは避けたいところ。さあ走ろう、と輪行袋から自転車を取り出したら、輪行袋がびちゃびちゃになっていたことがあったから。
         したがってその部分の劣化が少ないスクリュータイプ(ねじ込むタイプ)を選ぶようにしている。

         ビニール袋にぴったりくるまれて売られていたので見た感じよくわからない。店員にお願いして袋を開けてもらい、確認した。スクリュータイプだった。
         購入──。

         あと、飲み口にふたが付いているのだけど、これが便利なのかそうじゃないのか。
         じゃまなら外してしまえばいいのだから気にするところじゃない。そこは使って試してみることにしよう。


        今回買ってきたボトル

        上りと上り返し

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           先週末の西伊豆スカイラインサイクリング、後半はひどく疲労してしまった。
           去年の夏、国道最高地点である渋峠に向かったサイクリング、ずいぶん上ったなという記憶があったけど、獲得標高を比較してみると驚いたことに二つのコースはほぼ一緒(しかも西伊豆のほうが30mくらい多い)だった。
           まぁ僕自身あまり獲得標高というものをよくわかっていなくて──言葉と数値の意味はわかるんだけど、うまく体に入ってこないんだよね……、事前にその数値を見てもうまく活用したりペース配分できないでいる。

           去年渋峠に行ったときも確かに疲れたように思うけど、それゆえ楽しみが半分に減少というほどでもなかった。対して今回は西伊豆スカイラインの景観に感嘆しつつも疲労で楽しみきれなかった感が残り悔やまれた。
           何が違うのだろう──。

           渋峠のコースはただひたすらぐんぐん上った。あの日は群馬大津の駅を起点に草津を経由し白根山から渋峠へ。その間ほぼ上り通し。
           対して今回の西伊豆は冷川峠を越えていったん下り、次に国士峠、また下ってさらに風早峠に上り、西伊豆スカイラインに入ってからも船原峠に向けて下って達磨山に上る。そこから戸田峠を通過しつつ一気に下り、再度真城峠に上ってやっと西浦の海へ。
           これでもかというほどの上り返しだった。
           渋峠のときは、峠を越えてからはひたすら湯田中への下り。サイクリングは湯田中で上がりとしたので、上り返しはなかった。

           この、上り返しというのが要因なのかな。
           以下、僕の根拠のない自己分析。
           たぶん、上りの体の動きっていうのがあって、その動き、その体ができていると省エネで坂が上れるのだと思う(──ハアハアしない、疲れないとはまったく別)。
           上りの体は僕の場合、日常的に持っているものではなくて、坂を上っているうちにだんだんと出来上がってくる。端的にいえば体が上りに慣れてくる、というか。
           日常的に上りの体で上りの動きができるのであれば、0メートルからそのまま省エネで上れるのかもしれないけど、それができるのは15分30分坂を上り続けたあと。15分30分もすると僕の場合、脚はつらく呼吸は苦しく心臓はけたたましくなってしまっているけれど、体のほうは上りに慣れてきていて、僕なりの上りの体、上りの動きで坂を進めるようになるのだと思う。

           ──なるほど(自己完結)。
           つまり、渡五郎がサナギマンになりやがてイナズマンになるように、あるいは波動砲を撃つためにヤマトが波動エンジンにエネルギーを充填するように、それは徐々に出来上がるものなのだけど、僕の上り坂用の体は上り坂を上っていないと出来上がらない。
           上り坂を上り始めたときはまだ0で、15分すると50になり30分すると100になる、そんな感じだ。

           さらにもうひとつ大きなポイントとして、この上り坂用の体は上り坂にいないと維持されない。平地や、まして下り坂に入ってしまうと貯め込んでいたコインを吐き出してしまうように失われていくようだ。

           結論。
           だから上り返しのコースに弱い。せっかく上り坂用の体が100になっても下り坂ですぐに0にしてしまい、結果上り坂で蓄積された疲労だけが残る。再び上り坂に入るときには上り坂用の体がまた0からはじまる。また1からひとつずつ積み上げていかなくちゃいけない。その間疲労だけは間違いなく蓄積される。
           つまり上り返しはいったん経験値が0に戻るがライフだけは確実に減っていく、そういうことだ。

           だからどうする?
           ──お仕事じゃないからね。
           好きで自転車に乗っているだけだから、別に分析ができたからといってそれに対策を打たなくてもいいわけで。
           まあ上り返しのコースは苦しむんだな、ということだけ理解しておくよ。


          西伊豆スカイライン (2013-03-23)

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             遠く駿河湾や富士山を望み、道路自体も尾根伝いを走っていくため、道路自体の景観にも周囲の眺望にも優れた伊豆の名道、西伊豆スカイライン。前後が主要箇所に直接つながっていないため、伊豆スカイラインのような混雑もない。かつては有料道路だったこの道も今は静岡県に譲渡されて県道になっている。静岡県の有料道路は枠ではめたように自転車にゲートを閉ざしているが、無料化、県道となったことにより自転車も通行できる道になった。

             場所が場所だけにその存在も忘れかけていた。BS日テレ「峠 [TOUGE] (#033)」でついこの前取り上げられたときにこの西伊豆スカイラインを思い出した。
             行ってみようじゃないか。


            西伊豆スカイラインが有料道路だったころの道路地図
            ほかにも「西伊豆バイパス」や「中伊豆バイパス」など
            なつかしい面々が顔をそろえる


             西伊豆はなかなか輪行でアプローチしにくい。そもそも鉄道がないからだ。
             朝、早々にアプローチして、ロング覚悟を決め込むか、土肥から清水に向かうフェリーをうまく使うか、といったところ。

             僕は春の18きっぷを片手に、伊東駅へと降り立った。

            本日のルート(GPSログ)


             伊東駅に着いたのが9時前。これでも始発での乗り継ぎだった。やっぱり埼玉から伊豆は遠い。これよりも早くスタートしたいと思うなら、新幹線を使うほかない。

             伊東駅を起点にしたのは、18きっぷが生かしきれるからという理由だけだった。
             さらに先へ足を伸ばせば伊豆急への乗り越しが発生するし、修善寺起点にすると今度は伊豆箱根がかかることになる。せっかくの18きっぷだからとケチ心が出たのがいけなかった。走った結果、修善寺まで行くべきだったか──と後悔することになった。

             伊豆半島を横断するようにまず冷川峠を越える。ここは以前にも越えたことがあり、この峠があることも、ある程度の要領もわかっていた。
             しかしその先だ。湯ヶ島へ抜けるのに国士峠という峠を越えなくてはならなかった。わさび田のあいだを上っていく道は静かな山あいを進んでいく山里の景観豊かな道だったが、全体のコースから考えてなにぶん上り坂の負荷が僕には高すぎた。冷川峠から一度大きく下り、さらなる上り返しだったことも疲れを倍増させた。
             さらには国士峠を越えるとまた下り。下って湯ヶ島の町に入った。
             そこから今日の目的西伊豆スカイラインへ向かうため、風早峠に向かった。
             本来、風早峠から船原峠への県道411号は西伊豆スカイラインには当たらないが、この県道411号から西伊豆スカイラインの現在の姿である県道127号へと貫くルートがよりよいルーティングだろうと考え、このコースを選んでいた。
             しかしながら県道411号の南端が風早峠である(つまり「峠」である)という認識がなく、ここでもまた想定外に厳しい上りに苦しめられることになった。

             だから結果的に西伊豆スカイラインに到着するころにはもう体力をほぼ使い果たしてしまっていたのだ。


            冷川峠、国士峠と越えてやっとたどり着いた風早峠


             とは言いながらも、この風早峠のT字路交差点が見えてくるとその天空の道路が近づいてくる予感でゾクゾクしていた。交差点と空しかない景観が目の前に広がって、この先の道が心に映りこむように感じた。

             あえて言うなら、西伊豆スカイラインを走るならこの県道411号もぜひセットにしたほうがいいと思う。
             尾根伝いを貫く道路としてこの県道411号も西伊豆スカイラインと引けを取らない、あるいはさらに上を行く美しさを持つ。西伊豆スカイラインの県道127号が曲線的美しさの連なりであればこちらの県道411号は直線的美しさの連なりとでも言うか。
             風早峠で一度自転車を止め、ここからの景観とこれから走るべき道の連なりをしばし眺めた。


            風早峠
            写真にうまく写しこめなかったが駿河湾まで望む


            これから走る道、県道411号


             県道411号はここまで風早峠に来るのと同じようにしばらく上りを続けたあと、一転下りに転じた。ぐんぐん自転車はスピードを上げ、気温もそれほど上がらなかったうす曇の空の下では正直寒かった。
             しかし下りはそれよりも僕を不安にさせることのほうが大きかった。
             いったい、どこまで下るんだろう──。

             さっき目の前のナビに表示された標高は800m。しかし道路は高度を下げ続け、あっという間に標高は700mを切った。そしてさらに標高は下がり600mに近づこうとしているのが読めた。

             ──この先の達磨山って標高900mに及ぶんじゃなかったっけ。
             僕は下りながらそれを思い出し、ちっともうれしくなくなってしまった。むしろ、もうこれ以上下らないでくれと祈るばかりになってしまった。

             かくして、船原峠は尾根伝い道路の底にあった。
             そしてその更なる下を国道136号西伊豆バイパスの船原トンネルが貫いていた。

             いよいよここから西伊豆スカイラインのはじまりである。
             国道136号への連絡路と交差すると、道路は上りに転じた。そして上り坂はすぐにその斜度を上げ、僕からスピードを奪った。ここまで国士峠、風早峠と上るたびに息も絶え絶えに陥ったメーターひと桁生活が再びはじまった。
             伽藍山、達磨山と立て続けに山があるが、伽藍山は達磨山の南側に位置し、標高も低いので、一度下ってまた上り返すということもない。達磨山まではただひたすら上るのみだ。

             厳しい上りは達磨山に向かって休むことなく続いた。かつて有料道路だった道らしく、遠く景色の望める場所に駐車スポットがいくつか設けてあった。僕の上がらなくなった足でこの道を進んでいくには、それら駐車スポットすべてで休む必要があった。自転車から降りて熱くなった脚を冷まし、乱れた呼吸を整えなくてはならなかった。


            なんてすごい道の連なりなのだろう


            何箇所か点在する駐車スペース
            達磨山に向けて道は続く


             達磨山を過ぎると、今度は戸田(へだ)峠へ向けた下り坂になる。
             下りは寒い。標高900mの伊豆の高原地帯の空気は冷たかった。

             戸田峠は修善寺からやってきた県道18号との交点である。
             今日の目的は達した。
             気持ちの高まる道だった。
             それだけに体力を残せずアプローチしたことが悔やまれた。もう少し全体を見た計画とペース配分をしなくちゃためだと思った。そのためにはコースを引いたとき、きちんとコースプロフィールを確認するべきだ。メインディッシュがおいしくいただけなくなってしまうのならペース配分に基づくコース変更だって考えるべきだった。

             とはいえ楽しんだ気持ちいっぱいで帰路に向かうことができる。
             戸田峠からそのまままっすぐ、真新しいトンネルに向かう道がある。
             トンネル入口に役に立っているのか立っていないのかよくわからないバリケードがあり、気持ち車の進入を防ぐようにしているが、この道で西浦の平沢に下ることができる。道としては途中まだできていないのだろう、細い林道を経由することになるけれど、道は通じている。その途中区間の状況でおそらく車をあまり通したくないのだと思う。
             しかし今日は、ここまで走ってきた西伊豆スカイラインの県道127号に敬意を表し、県道127号で西浦へ下ることにした。
             県道127号は戸田峠から県道18号を戸田に向けて数キロ下ったところから再び分岐する。

             そんなわけで県道18号を戸田に向けて下る。
             道端に11%と書かれた警戒標識が何度も現れた。そんなにきついのか、こちらから上らなくてよかったと胸をなでおろしながら下った。警戒標識は続き、一度は12%のものも現れた。
             こんなに下ってて、曲がるべきところを見失っていないだろうかと思うほど進んだところでようやく県道127号の分岐が現れた。ずいぶん走った気がした。
             下ってきた道を右折し県道127号に入ると、すぐさま上り坂になった。
             正直これは予想外だった。
             さっきの戸田峠から真新しいトンネルを抜けて西浦平沢に抜ける道は、かつて走った記憶では下り一辺倒だったのだ。だから同じような経路を取る県道127号にまさか上りがあるとは思っていなかったのだ。
             そしてこの上りも決して楽なものではなかった。仕方ないと思いながらも長くは続かないだろうと考えたのだが、それも打ち砕かれた。いや、もしかしたらそれほど長い上りではなかったのかもしれない。でも僕の残されていない体力には上り坂がそこにあるだけでもう長いも短いもなかったのだろう。
             やっと、頂点と下り返しが見えた。そこには「真城(さなぎ)峠」の標識が掲げてあった。
             峠だったのだ。まさかこんなところにまで峠があるとは思わなかった。これもまたコースを引いたときの情報収集不足の露呈だった。

             でもこれでいよいよ終わりだ。
             道を下っていくと、正面に内浦湾と淡島が見えてきた。標高も400mを切れば寒さもなくなった。やがて交通量も多い海岸線の道に出た。僕は疲れた体を支えることがやっとの腕と、まったくまわることのない脚にがっかりしながらも、沼津駅に向かって海岸線の道をサイクリングした。


            まさかこんなところに峠が……の真城峠


            沼津駅


             ところでこのコースにいくなら、補給は余裕を持って用意するのがいいと思う。
             実際、県道127号戸田峠から船原峠、県道411号風早峠に至るまで、コンビニや商店はおろか自販機もなかった。飲み物をあまり飲まないと人から言われる僕ですらボトルが空になってしまった。とはいえボトルを予備に持って走るのも何なんで、この道に入るできるだけ直前に飲み物を調達してボトルを満たしておくのがいいかもしれない。
             同様に食べ物も小さなものを忍ばせておくのがいい。
             それとトイレもなかった。展望用の駐車場所は何箇所かあったけれど、いずれも駐車スペースが設けられているだけでトイレすらない。

             とはいえ、西伊豆は本当にいい道ぞろいだ。
             今日の西伊豆スカイライン然り、海岸線の道然りだ。
             ならそれだけに特化したこんなコースだっていいんじゃないかって思った。

            西伊豆超満喫ルート


             でも今日より長い110km。
             坂も相当しっかりあるがゆえ、体力も必要だろうからまず走れる体がないとだめだね。


            小淵沢のそば

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               いやぁ自転車に乗れたなぁ今日は。

               昨日のNHKの天気予報もウェザーニュースも雨の心配を言っていたけれど、まったくその気配はなかったと言っていい。気温もサイクリング向きないい日和だったように思う。
               自分で判断したこととはいえ、残念。

               朝4時半、長男をたたき起こして同行させた。東武の始発に乗り東京駅から東海道線へ。
               身延線全線を楽しんで小淵沢へ。

               今日の目的は、小淵沢駅ホームにあると聞いていた立ち食いそばだ。
               小淵沢は輪行でも何度か通っているけれど、立ち食いそばがあること自体知らずにいた。
               小淵沢にある立ち食いそばは、数あるスタンドそばのなかでも五本の指にも入るという話を聞いてから、ずっと気にしていた。
               いつか小淵沢上がりの輪行サイクリングを組み、ゴールと同時にそばを食べようじゃないかと思っていた。
               しかし食べる機会にあたった今回は乗り鉄。

               本日は東京−熱海−富士−身延−甲府−小淵沢というルート。
               中央線で直接アプローチしてもよかったのだけど、そこはそれ、自転車と同じでできるだけ行きと帰り同じルートをたどりたくないという僕の意志が働いた結果だ。

               かくして小淵沢駅に到着。


              ホーム上で営業していたそば屋


              長男が頼んだ桜肉(馬肉)そば


              僕が食べた山賊(から揚げ)そば


              JR職員氏も食べる
              職員が食べる店はたいてい美味しい


               駅前散策でもしようかと改札を出ると同じ店が駅舎内の改札を出たところにもあった。
               こちらもこちらで混んでいた。

               目的を達せたことは満足。
               そばもいろいろなバリエーションがあったので、また輪行の機会でもあれば立ち寄ってみて、別のそばを食べようかな。

              18きっぷと祝日

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                 あすは春分の日だ。
                 輪行サイクリングをなにかしら計画しようと昼くらいからケータイの天気予報を見ていたのだけれど、どうもよろしくない。むしろ悪い。折りたたみ傘は持って歩くべし、昼前から午後にかけてのにわか雨に注意されたしなどなどなど、ただただネガティブにさせるお天気トークばかりが耳に入る。

                 最初のうちは少しでも雨の可能性が低い場所を探していた。群馬から長野か?あるいは千葉なのか?
                 やがて調べることにも面倒になり──たとえば3時間ごとの天気を全国あるいはある程度の地域を絞った状態でも一覧で見られる予報はないのか──、さらには予報はむしろ悪いほうに徐々に転じ、自転車に乗る気持ちは消えた。

                 ──あすは乗り鉄に行こう。


                携帯工具

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                   サドルバッグのなかに放り込んである携帯工具のプラスドライバーの頭がもげてもうおよそ半年。
                   確かに自転車の部品類は大半が六角なので、プラスドライバーが使えなくてもそれほど問題になることはない。
                   だからもげたプラスドライバーを放置したまま使い続けていても気になることは少ないのかもしれない。

                   であれば、自転車の部品すべて六角で統一されればいいのに、と思う。
                   ブレーキシューの取り付け部、ブレーキボディのセンタリング調整ネジ。
                   ディレーラーの調整ネジ、これはフロント、リアとも。

                   ブレーキ周辺のプラスネジを携帯工具で回すことはほぼない。さわるのは自宅にいるときだから。
                   でもディレーラーの調整ネジは出先のトラブルで回すこともある(転倒したりしてディレーラーハンガーを曲げたりすると応急処置的に稼動範囲を変えたりするのだ)。

                   プラスネジを回す必要が出る局面、それを携帯工具しかない状況でさわる必要がある局面、そう考えると滅多に使うものではではないけれど、やっぱり手持ちがないと不安であったりもする。

                   そのうち、そのうちと探したり買ったりするのを先延ばしにしていた。

                   先日別の買い物でジョイ本へ行った。
                   自転車コーナーじゃなく、工具コーナーで見つけたんだけど……。



                   手のひらサイズの小ささ、そして298円という破格。
                   それぞれのレンチ・ドライバーの先は百均で売られている工具のようなヤバめな感じもない。

                   とりあえず買ってきてしまった。
                   もともと、あまりにも小さい携帯工具は使いづらい──そう思っていたから少し自分の意思とは離れるものではあるけれど、しばらくサドルバッグのなかに放り込んでおいてみよう。


                  春の18きっぷ

                  0
                     われながらどういうことだいったい……。

                     もともと利用期間の長くない春の18きっぷ、残数のあるものが手元にあるというのに、さらにフレッシュを1枚追加購入。

                     まあ輪行サイクリングに誘われたから、なんだけど。
                     残2では足りないので、ということなのだけど、この2枚の今後の残数をどう使っていくか。
                     チケット屋に売却は必至っぽい。



                     買い取りのオキテ──
                     ・売却日が早いほうが買い取り価格が高い
                     ・残数が少ないきっぷのほうが買い取りレート(一回当たり単価)は高い

                     今後、使う分と売却時期とのせめぎ合いかな(見誤ると大損だ……)。


                    越生の大クスとふんだりけったり (2013-03-03)

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                       本当は長瀞にでも出て輪行して帰るつもりだった。
                       こんなコースだ。

                      予定していたコース


                       昨日はすごい風だった。車を運転していてもハンドルが取られていくのがわかった。
                       勢い買った18きっぷは利用期間に突入していたし、それを使った18きっぷ輪行も計画して地図も準備していた。
                       でも強過ぎる風と起きられない朝とで断念、家にいたり車で買い物に出たりぬるぬると過ごした。
                       だから翌日曜日こそ18きっぷを使おうと考えもした。ただ余りにすごかった風と冷えた空気の印象が強くて、重い腰が上がらなくなってしまっていた。何も考えず自転車の準備だけをしてすでに計画をしていたコースに地図を持って出かければよかったのだ。始発電車に乗れる時間に起きる気力が、寒さと風の音でまったく奮い立たなかった。

                       それでも天気予報は日曜日になれば次第に風も収まると言った。
                       朝、少しずつ布団から這い出して起き上がったのが7時。もういまさらこの時間から18きっぷを使う旅はもったいない。
                       朝食を食べながら出かける計画を立てる。
                       大クスを見に行こうと思った。越生にあると聞く大クスだ。

                       大クスは、越生の梅林の先、行き止まりになる道だと思っていた。しかし地図を実際に詳しく見ていくとときがわに抜けて行けることがわかった。
                       それならと、越生からときがわに抜け、上りたくはないけれど白石峠を越えて秩父か長瀞にでも抜けようかと考えた。

                       外に出て、風は昨日とまったく変わらないんじゃないかと思った。天気予報の風の予想はまったく当たっていなかった。
                       市街地を抜けていた上尾まではまだマシだったけれど、荒川を渡り川島町に入ると道は吹きさらしになり、踏んでも踏んでも進まなくなった。
                       自転車乗りはみな僕を抜かしていった。スピードを競うつもりはないけれど自分だけがこれほど進まないのはさすがに意気消沈した。
                       高坂から物見山を越えて鳩山を通過した。何だか疲れて動けなくなりそうだった。

                       途中のコンビニであんぱんと缶コーヒーで休憩した。
                       休憩中、目の前の道をたくさんの自転車が走り抜けていく。
                       ずいぶん急ぎ過ぎてしまった。抜かされる自転車を見るたびに、無理に走ってしまったんだと思う。自分じゃ抜かされることを意識しないつもりでいるのに、たぶん引っ張られるように自分には無理なスピードを出そうとしたんだと思う。
                       僕はそんなスピードで走ってはいけない。
                       そんな自制心を意識しながらあらためて出発したけれど、もう遅かったことに気づくことになった。

                       道は越生を抜けていく。ちょうど梅林のなかを抜けていくコースを取ってしまったので渋滞に巻き込まれた。梅林のなかを過ぎ、渋滞を抜けると上り坂が始まった。
                       しかし僕は自転車から降りることとなった。坂道を上り始めた途端、大腿四頭筋たる前ももがつってしまったのだ。
                       前もものつりは足をまっすぐ伸ばすほどつるので、自転車を降りて足をフレームから回すことができずそのまま転んだ。
                       ひどい痛みだった。前ももなどつることがないから、ふくらはぎがつったときのように痛みから逃れる方法を知らない。僕はひどい顔をしながら道路に転がっていた。

                       つっていると歩くことすらできないので、痛みが引くのを待ち、だましながらまた自転車に乗った。つりそうになるとすぐさま自転車を降りて休んだ。
                       それを百メートルおきに繰り返しながら、やっとの思いで大クスにたどり着いた。
                       大クスの周りにはそばまで歩いて見てまわれるようデッキが整備されていた。ひと通り見てまわったのだけど、おそらく大クスを見ていなかった。大クスを見ても何も感じなかった。梅林のついでにやってきたような他の観光客について行くように、いろいろな角度に回ってみたけれど、この先どうしたらいいだろうとそればかりを考えていた。
                       どう考えたって白石峠を越えるのは無理だ──。
                       結論はわかっていた。じゃあこのあとどうするかだ。
                       まず足の最善を考えるなら、下り方向になる越生に戻ることだ。東武線で輪行すればいい。
                       しかしそれに気づいたのは帰ってからだった。僕は心からピストンコースが嫌いなんだなと思った。その場ではまずときがわに抜けることしか考えていなかったからだ。

                       回復するだろうか──。
                       ふくらはぎがつったときはわりと回復することがある。というかふくらはぎは痛みに耐える方法を知っているからかもしれない。だませば峠じゃなけりゃ行ける。
                       それと同じであれば、白石峠は無理だとしても、標高の高くない松郷峠を越えて小川へ、小川からさらに寄居へ抜けて秩父鉄道で輪行できる、そう思った。
                       ならときがわの県道172号に出た時点で考えよう。

                       道は「林道楠線」と言った。ずいぶんしゃれた名前だと思った。
                       大クスを過ぎると少し上ってすぐに急な下りになった。

                       林道楠線はすぐに下り終えた。そこは三叉路だった。一方向は越生に抜ける道だった。こちらからも来ることができるのかと思った。もう一方が僕が行こうとするときがわ方面の道だった。越生方面は緩やかな下りで、ときがわ方面は急な上りだった。
                       僕はあきらめて坂を上り始めた。あまりの急な坂に立ち漕ぎをしたらあっという間にまた前ももがつった。僕はペダルを外し自転車のあいだに立つとまた足が伸びて痛みがひどい状態になりそのまま転んだ。
                       この繰り返しだ。
                       やっと上りきったと思われる場所はいこいの里なる建物があった。幹線道路から離れ、細い山道を進んできた場所にもかかわらずずいぶんたくさんの車が来ていた。バイクラックもあった。自転車も結構来るのだろうか。場所からすれば不思議じゃない。

                       いこいの里の前で僕は長い時間座り込んだ。
                       これじゃ松郷も無理だ──。
                       さすがに悟った。これは回復しない。トップチューブにつけたバッグからツーリングマップルのコピーを取り出した。
                       最寄りは明覚駅だ。JR八高線。
                       明覚から輪行して帰ろう──。そう思ったが、本数が極端に少ない八高線、加えて南に下りて高麗川まわりで大宮に出るか、北に行き寄居で秩父鉄道に乗るか。経路の悪さと、運悪く列車の時間が合わなければ駅の待合室で延々待つことにむなしさを覚え、何とか高崎線沿線まで走れないか考えることにした。
                       最短距離は明覚から鳩山に抜け、再び物見山を上るコースだ。しかしもうこの足では物見山を上ることはできないと思った。止まりそうなスピードで、さらには止まったり転んだりしながら進むのは、自転車乗りが多い場所でもあり想像しただけでもみじめだった。だから物見山は通らないことにした。
                       地図を見ると明覚からそれほど遠くない距離に東松山があることに気づいた。そこから東に移動すれば吉見、鴻巣と抜けられるはず。今日のすべてを狂わせた強烈な北西風は、このルートであれば多少の追い風になってくれるんじゃないか、そんな期待もできた。

                       結果、東松山から吉見へ抜けた。残念なことに吉見で道を間違え、高崎線沿いに出たのは上尾まで来てからだった。
                       上尾まで来ると高崎線に乗ることがばかばかしく思え(なんせ大宮までふた駅だ)、そのまま走り続けた。そして結局はというと自宅まで走って戻ってきた。
                       ずいぶんなダマシダマシだ。
                       でも教訓になった。自分のペースを守るには強い気持ちがないといけない。不用意に引かれるようにペースを上げると、走れなくなってしまうことすらあるのに気づいた。
                       僕は競技志向もないしスピードを上げたいとも思っていない。だから速く走るための練習やつらい訓練はしていない。荒川や物見山を走る自転車乗りと同じように走れるわけではないのだ。
                       そこを勘違いして引っ張られるような事態に陥ると、自分では考えていなかった疲労が出る。自分じゃ気づかずに走れると思って進むから、計画そのものを台無しにしてしまう。
                       そもそも体の出来と目的が違うのだから同じものさしで考えちゃいけない。
                       ──今日、秩父鉄道で輪行できなかったことは僕にとってひどくがっかりする出来事となった。


                      越生の大クス


                      林道 楠線


                      バイクラックもあるいこいの村


                      走っている途中で見つけた四方吉うどん東松山店


                       追記、残念なできごとはこれだけではなかった。

                       カメラを落とした──。
                       ときがわでの下り坂を走っている最中だった。黒い物体が自転車から落ちていくのが視界に入った。地面に落ちて大きな音を立てた。
                       ナビ?それともこの前のようににライト?
                       自転車を確認するとナビは落ちていなかった。ライトもある。
                       後ろを振り返りその場へ戻った。カメラだった。
                       ふだんは背中のポケットに入れている。今日はトップチューブに自作のバッグをくくりつけていたのでそこに入れていた。ほかには地図を入れていた。地図やカメラを取り出すときにいちいち開けるのが面倒で、ファスナーを開けっ放しにしていたのだ。
                       カメラのケースは微妙にひしゃげていた。恐る恐る電源を入れてみると、レンズが動き出した。が、所定のレンズ位置まで突出せず、何度もトライするようにレンズを駆動させる音がした。10秒かそこら繰り返し、あきらめたかのように駆動は止まった。
                       背面のモニタもつかなければ、当然シャッターもおりない。まあ全損ということだ。

                       ひどいことをしてしまった。カメラは完全に壊れ、最近はナビもあきらめなけりゃならないほど不調だ。これじゃどうしたって出費が続いてしまう。困った。

                      本当に使いきれるのだろうか

                      0
                         利用期間の短い春の18きっぷながら、たぶん大丈夫だろう、の妙な確信を持って購入した今回のきっぷ。

                         実は早速今日から使おうではないかと考えていた。
                         東武の始発列車で出かけ、一気に静岡方面まで乗り継ぐ輪行旅を、と考えていた。

                         自分の仕事の整理が悪く昨日の帰りは遅くなってしまい、そして天気予報は冬型に大きく逆戻りした予報を出した。
                         どこも主に北西風が吹き荒れ、東北・北海道はまたしても大雪だという。
                         風の予報にめげた。

                         そして自転車の準備も結局しなかった。
                         朝はだらだらと眠った。

                         あすはどうしよう。
                         でも18きっぷを使った遠出に気持ちが盛り上がらない。
                         行っても車で出かけるか、近場輪行か。

                         早くも一週目を棒に振った。
                         使いきれるか? 間に合うか?




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