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    • 2017.12.04 Monday
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    急行新線新宿ゆき

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      数年前、仕事で多摩のほうへ行く機会が何度かあった。
      終わると京王線に乗って帰る。京王線は都営地下鉄の新宿線に乗り入れていて、直通の列車に乗ることができるとラッキー、乗り換えなしで小川町なり岩本町なりへ着ける。

      夕方、多摩センターの駅で電車を待っていると、「急行・新線新宿ゆき」と案内された列車が入ってくる。
      ──あれ? 都営新宿線まで乗り入れないのかな?
      そう思っていると、「新線新宿から各停・本八幡ゆき」などと追って表示される。
      僕はすわったまま都営新宿線の岩本町まで帰ってきた。

      ──何かわかりにくいなあ。

      実はこれ、京王線と都営新宿線の双方に「急行」という種別があるがゆえの対処?らしい。
      京王線内を急行として走ってきた列車が都営新宿線に入っても急行であれば問題はないのかもしれないけれど、京王線内は急行だけど都営新宿線内は各停、京王線内は各停だけど都営新宿線に入ると急行(そんなのあるんかな?)など、両線での種別がばらばらの直通列車があるから、らしい。
      現に京王線内で急行、都営新宿線内でも急行の列車は時刻表上も本八幡ゆきと書かれている。

      同じような疑問を持つ人はいるようで、「急行・新線新宿ゆき/新線新宿から本八幡ゆきはなぜ最初から本八幡ゆきと表示しないのか」といった内容が質問掲示板にも上がっていた。
      「種別の運用差を考えるとわかりやすい」「乗った列車が最終どこまで行くかというのは駅や車内で必ず放送されるから、きちんと聞いていればわかる」
      などという回答。「確かにわかりにくい」などという意見もあったけど、それら意見の手厳しさに埋もれがちだった。

      僕の乗る東武線でも同じような例はある。半蔵門線への直通列車は「急行」か「準急」。同じ種別は直通先の東急田園都市線にもある。
      でも、つねに最終の行き先が表示されている。「準急・長津田ゆき」「急行・中央林間ゆき」など。でもそれら列車はあくまで東武線内での種別であって、田園都市線内の種別は知ったこっちゃない。だから「急行・中央林間ゆき」が田園都市線内で「普通・中央林間ゆき」だったとか、「準急・長津田ゆき」が田園都市線内で「急行・長津田ゆき」で走る、というのはふつうにある。当然、田園都市線から東武線に直通してくる列車も同じ扱い、最終の行き先を最初から表示している。
      まあ東武と東急の場合、間に半蔵門線が入っていると言われるのかもしれないけど。
      やっぱり京王の表示方法は慣れないな。

      さて、急にこんなことを気にしたのは、鉄道もまったく知らないし都内に電車で行ったこともほとんどない中学生女子に、南大沢に電車で行って帰る方法を調べて教えなくちゃならなくなったからだ。
      乗り換えをできるだけ少なく、その乗り換えも極力わかりやすいものにしなくてはならない。
      レベル感を示すなら、「京王新宿駅からJR新宿駅への乗り換えは避けたい」と言うレベル。「京王新宿駅から京王新線新宿駅への乗り換えは不可能」と言ったところだ(京王新宿駅と京王新線新宿駅の存在を説明する時点で意味不明になっている)。
      そうなると直通しかない。一気に神保町なり小川町まで帰って来られる列車を選ぶのだ。

      そのときにこの「急行・新線新宿ゆき」は難関だ。
      ジョルダンの時刻表で見ても新線新宿ゆきと書いてあるだけだ。新線新宿から本八幡ゆきにそのまま変わるかどうかわからない。
      現地で放送を聞き確認して乗るなんて芸当ができれば最初から列車の乗り継ぎを調べてくれなんて言われないわけで、本八幡ゆきの電車は何分だからこれに乗ればいい、という言い方が必要だ。
      新線新宿駅の配線、構造を考えると、京王線から入ってきた列車で本当の新線新宿止まりっていうのは終電でもない限りちょっと考えにくい。だからたぶん、「急行・新線新宿ゆき」に乗れば神保町や小川町まで帰ってこられるはずなのだが、ジョルダンの南大沢駅の時刻表で調べただけでは確証はない。
      そして、「急行・新線新宿ゆきっていうのに乗れば、新線新宿で本八幡ゆきに変わるはずだから」と説明したりしたら、もう脳内破綻だ(苦笑)。

      これ、どうしたらいいんだろ。

      ※ちなみに、京王のHPでの時刻表には、「シン本−新線新宿より各停本八幡」などと凡例説明に記載はあったんで、確証は取れた。

      やらなくちゃなぁ……

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        もう、ずっとほったらかし。

        • バーテープの交換(千切れてるところがある。手持ち在庫ある)

        • SPDのクリート交換(ずいぶん丸くなってきててビンディングペダルにはめてもゆるゆる動く。最近ひざを痛くすることが時々あるのはこのせいかも。これも手持ち在庫ある)

        • 洗車(洗ってないなぁ。何しろ寒くて)


        3月25日 涸沼

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          涸沼にはかつて、何度かキャンプをしにきたことがある。
          広々とした芝生の上で、大洗や那珂湊へ赴き買ってきた海の幸を焼いたり、近くの栗園で栗拾いをして栗ごはんを作ったりした。夜も水戸の市街地から近いわりに静かでいい場所だった。
          ただ、なぜかいつも風が強いという印象が残っている。
          たまたま僕が訪れたときがそうだったのかもしれないけれど、朝起きると倒れたり抜けたりしている部分はないか、飛ばされてなくなっているものはないか、いつも確認する必要があった。特に強いときは揺れるタープやテントをいつも気にしなきゃいけなかった。

          だから走り始めた最初、強い風にあおられたときには「ここじゃ仕方ないんだろうな」と思った。
          車を親沢公園に置き、自転車で走り始める。ぶらっと涸沼を周回しつつ、鹿島臨海鉄道やひたちなか海浜鉄道を眺めたり、大洗の海を見たりできればいいかなと考えていた。

          反時計回りに涸沼を回る。
          親沢公園は涸沼の北側にある公園だが、まず涸沼の南岸へ回る。
          そのために涸沼大橋を渡る必要があるのだけど、この橋が大変だ。路側帯の外に路肩などまったくない橋は交通量も多く大型車も走る。そして歩道もない。
          この自転車にも自動車にも嫌な橋は、変わっていなかった。
          ──僕はこのコースを一度サイクリングしたことがある。キャンプにやってきたときに自転車を持ってきて走り回ってみたのだ。もう5年以上も前のこと。
          この橋を歩いて渡る人はいるのかな。歩いている人を見たことがないのだけど、自転車以上に想像がつかない場所だ。

          親沢公園から涸沼大橋に向けて、県道500号の標識を掲げる涸沼サイクリングロードがある。
          涸沼北岸、涸沼川左岸に途切れ途切れながら作られている自転車道で、本名は『茨城大洗自転車道』。前に来たときには知らずに走らなかったけれど、より湖岸に近いところを走ることができるかもしれない、と入ってみた。
          が、すぐに工事による通行止め。
          一年前の大震災によるものだろうか。
          ここのところ千葉、茨城でも規模の大きな地震があったりしているので心配だ。

          涸沼大橋を渡ったら早速左に曲がり、涸沼南岸を行く県道に入る。
          まっすぐ伸びた道がそのまま小高い丘を駆け上がっていく風景は都市化されてしまった目には新鮮。周囲の風景が見渡す限り荒涼としていれば「北海道のような」なんて比喩がいいのだろうけど、海に近い土地のせいか景色に明るさがある。先入観だとは思うけれどそう見えた。

          工事通行止めの涸沼CR

          涸沼南岸をゆく県道16号に入る


          残念ながら、この県道は涸沼のそばを通ることがない。さらに言うと、あまり涸沼を望むポイントもない。
          県道からちょっと外れると公園があり、どうやら湖岸に出られるようだ。丘に登った分を一気に下る急な坂道で公園に出ると、工事用車両のための鉄板が敷き詰められていた。まだまだ復旧しなくちゃいけないところがたくさんある。

          涸沼の南岸を西から東へと走り、鹿島臨海鉄道の涸沼駅に立ち寄ることにした。
          鹿島臨海鉄道は高架線か掘割の切通しかばかり。高架線上にある駅はずいぶんと立派に見える。立派な分、滅多に列車が来ないものだから妙に殺風景だ。
          時刻表によるとあと5、6分もすると列車が来るみたい。風のなかを走ることにも疲れたことだし、線路の見えるところまで行って休憩がてら写真を撮ることにした。

          工事の入る網掛公園

          鹿島臨海鉄道 涸沼駅


          列車の写真を撮りたければきちんと場所を調べてくるほうが吉だ(苦笑)。それでもやってきた列車をカメラに収めることができて少し満足、ついでにとケータイで那珂湊駅の時刻表を調べてみることにした。
          那珂湊駅はひたちなか海浜鉄道の主要駅で、列車交換もある駅。したがって列車の来る時間に行けば上下線両方の列車が見られるはずだ。
          ──勝田ゆき12:14.阿字ヶ浦ゆき12:15。

          えーーーーーっ……無理じゃんっ。
          時刻11時47分。
          今日走りたいルートを読み込ませているナビに、那珂湊駅を検索させた。僕の作ったルートは大洗で海沿いの道へ進むようにしてきたが、当然ながらナビは最短の一本内陸を行く道を表示した。そりゃそうだ。
          到着予定時刻12時27分と出る。

          どうしようかな、と迷いつつも走り始めた。
          走っていくうちに、25分、23分と到着予定時刻が進んでいく。おやおや?っと思いつつも僕の力ではなかった。これまで僕を疲労させた強い風が、方角が変わって追い風になり背中を押してくれていたのだ。
          でも、まさかね──。
          そう思いつつも、僕はナビが言う一本内陸の最短ルートを選択していた。走るうち到着予定時刻が12時16分にまでなる。
          大洗の中心に入って信号が増え、交通量も多くなった。到着予定時刻が17分、18分となることはあれ、頑張って戻しても16分までにしかならない。那珂川を渡りナビは「自転車は除く」とされた一方通行の逆走を指示、僕はふだんあまり好まないのだけどそのとおりに進む。那珂湊の町中はずいぶんと入り組んだ道になっていることがわかった。
          踏切の警報機の音がする。──どこ? 音の主を探り進むと点滅する赤い光が見える。と、その前を加速の轟音とともに一両のキハが通り過ぎた。
          12時15分発の阿字ヶ浦ゆきだった。今日も日本の鉄道は定時運行である。
          静かな駅ホーム周り。ひたちなか海浜鉄道は勝田からここまで東に向かって進んでくるが、海沿いに北上するためここで進路を90度曲げる。大きく湾曲した駅構内の配線にそそられる。

          列車の出て行ってしまった線路をゆっくり眺めながら自転車を押し、駅前ロータリーに歩いていくと、「目的地付近に到着しました。ルートガイドを終了します」とナビが言う。
          そうかそうか、確かに。
          しかしナビはすごいな。急な思いつきに対応するように、最短ルートを検索し案内するのだから。実際それで迷わないのだから案内もちゃんとしていると言っていいんだろう。

          那珂湊駅の独特の線形

          ひたちなか海浜鉄道唯一の有人駅


          駅舎のなか、改札の上に掲げられた時刻表によると次の列車は51分と52分。
          僕は自分で仕込んできたルートを進むことにした。
          勝田方面に向かって、線路沿いを進んでみようかと引いてきたルートだ。線路脇で次の列車を待ってみてもいい。
          しかし那珂湊から勝田へと向かう道は大幹線道路ばかりで閉口した。さっき涸沼周辺を走っていた道とは大違いだ。
          走りにくいことはないけど、走って気持ちいいこともない。切れ間ない車の列が続く道路の間にひたちなか海浜鉄道のレールはある。

          踏切向こうに国道 道路と鉄道との明暗 陰陽というか…


          ここらあたりで列車でも待ってみようかと思ったのだけど、急に空に黒い雲が立ち込めてあたりは暗くなった。おまけに気温がぐっと低く感じられてじっとしているのが寒くてつらい。
          列車が来そうな時間までおそらくまだ20分くらいあるようで、仕方がないから今回はひたちなか海浜鉄道の見物はあきらめることにした。
          肌寒さを感じながら涸沼へ向かって南下する。再び那珂川を渡るとそこは水戸市。
          後ろを振り返ってみると、黒い雲に覆われているのは那珂川の川向こう、勝田から那珂湊にかけてのあたりだけのようだ。

          鉄道はおしまい。涸沼に向かって再び走り出す。
          進むにしたがって急激にローカル色が増す。
          涸沼周辺にある県道は、どこを走ってもいい道ばかりだ。

          涸沼に向かう県道106号


          涸沼の湖畔に出て広浦公園に立ち寄ってみた。北岸の中心にある涸沼自然公園と車を停めてきた親沢公園、そしてここ広浦公園ではキャンプができる。
          汽水湖の涸沼の湖畔は静かな海のようだ。

          広浦公園

          静かな波が定期的に寄せる


          北岸は湖畔をゆく道がある。
          涸沼自然公園で県道から湖畔へと分け入る道があり、この道は水際を通りながら親沢公園まで行くことができる。
          車もほとんど通らず気持ちがいい。

          しかし進むにつれ工事通行止めに行き当たった。
          通行止めを整理している警備員に話してみると、自転車は通っていいと言う。あす舗装が入るので気をつけて通ってくれれば問題ないと。
          震災からの復旧工事だろうか。かなり長い区間で舗装をしなおしているようだった。

          涸沼北岸の道

          舗装工事中の道路

          まだ工事が入っていないひび割れた道路

          関東鉄道稲戸井駅

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            きのう、藤代へのサイクリングに出かけた際、関東鉄道常総線を横切った。ちょうど横切ったところにあった駅「稲戸井」に立ち寄ってみた。

            常総線をねらいに行くサイクリングに出かけてもこちらの方面には来ない。
            水海道から南はどうしても都市化されたイメージが僕の中にあり、足が向きにくいから。
            全国で見ても珍しい非電化ながら複線という路線形態は、電化したくとも電化できない(石岡にある地磁気観測所の影響で直流電化はできない、交流電化はコストが増大する)ことによるから、キハが走っていながらしっかりと都市近郊私鉄なのだ。
            そんなわけで、僕の利用する東武線と同じような駅が並ぶのだろうと思い込んで、わざわざ訪れてみようとは思わないのだ。

            ただ、駅好きとしては通りがかりであれば素通りする理由もない。
            線路容量が高く、それを生かして列車密度も高いけれど、駅はいたってシンプルだった。

            さすがの自動改札

            常総線の列車と稲戸井駅のホーム


            藤代デッドセクション

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              藤代宿なる宿場が水戸街道にあったらしい。
              自転車で出かけては見たものの、まったく下調べをしていなかった結果だ、何も遺構を見つけることはできなかった。
              まああったらしいということを耳に入れただけだ、旧水戸街道が現在のどの道に当たるのかすらわかっていない。そんな状況で何らかの痕跡でも見つけられたら奇跡だ。

              そんなわけではじめてやってきた藤代駅前を軽くひと回りし、デッドセクションを見に行くことにした。

              デッドセクションとは鉄道の電車線で、架線に電流が流れていないところのこと。常磐線のここは、上野からここまで直流で藤代から北が交流になるため、その切替箇所に無電区間が設けてあるのだ。

              デッドセクションの架線


              交直切替の案内箇所


              ──まあどうでもいい見物なんだけど。

              そのあと取手まで走り、常磐線と関東鉄道の分岐を見物。取手から輪行して帰った。

              取手で関東鉄道は左へ、常磐線は右へ


              駅で輪行前にひと息


              走って帰れないこともないんだけど、日が傾いて寒いからね。今日はおしまい。

              3月11日 嶺岡中央林道と竹岡ラーメン(その2)

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                嶺岡中央林道の旅を終えて安房勝山に抜けた僕は国道127号を北上していた。
                僕が見た天気予報では、昼からは南東よりの風になると出ていたのだけど、残念ながら正反対の北西から吹いてくるように感じる。
                嶺岡中央林道を走ってずいぶん疲れてしまったようで、思うように自転車が進まない。ただでさえ時間の読み違えがあってこの先が気にかかり始めた。安房鴨川で自転車を組み上げてからのだいたい2時間後、林道の中でメーターを距離に切り替えてみたら27kmしか進んでいなかったのに驚くと同時に、「またやっちゃったか」と後悔の念が生まれる。それでも何か意識したところで進みが速くなるわけでもないのであきらめて走った。
                そんなこともあって、当初「大丈夫だろ」くらいに考えていた今日のスケジュールは、またラーメン縛りになってしまっていた。

                国道127号は海沿いの気持ちいい道だけど、いかんせん交通量が多い。三浦半島の西岸、国道134号で三崎から葉山、逗子と抜けていくのに似ている。
                絶対的交通量は国道134号よりは少ないかもしれないけど、印象としては同じだ。
                日曜日なので大型車やダンプがほとんどいないのが救いである。

                並行してJR内房線が走っている。
                駅周辺に町集落が広がっていて、その間は何もない。もともとは漁村や港が中心になり町集落が形成されていっただろうから、そこに駅が作られたのだろう。
                国道127号沿いの町は港が基準になっているだろうから、海抜0mに極めて近い。駅と駅の間は少し標高を稼ぎ、トンネルで貫きまた下る。海沿いの道はどこでも同じような造りになるが、伊豆半島のように町集落間は100mも200mも登らされるということはない。
                トンネルは極めて走りにくい。新しく掘られたトンネルは路肩も広くトンネル内も明るいが、大半の古くからあるトンネルは路肩がまったくないうえ、暗くて路面状況も悪い。長いトンネルがないのはせめてもの救いだ。

                保田の漁港を通過した。この道を走っているといくつも漁港がある。どこも大きなものではないけれど、走り抜けながら眺めるのにちょうどいい。
                しかし目の前の海は東京湾。大型のタンカーや貨物船も通過する。小さな漁港と通過する大きな船の対比がこのあたりから木更津にかけての風景なのだと思う。


                保田漁港界隈



                東京湾を横断するカーフェリー


                さて結果から言うと竹岡ラーメンには間に合うことができた。
                前回15時の閉店時間に対し15時10分に着いたときの店の状況があまりにも無機的で、まさか店としてもうやっていないのかなんて不安もよぎったけど、それは杞憂だった。おそらく食材がなくなったとかで早く店を閉めたのではなかろうか。
                あまりにも雑然と車が止められた駐車場の片隅に自転車を置き、店に入った。さすがに活気がある。
                ラーメンについては好き嫌いが分かれるタイプだと聞いていた。なるほど、濃い目の醤油をダシで取ったスープではなくお湯で割る(チャーシューの煮汁らしい)だけのスープと言うのはなかなか個性的だな。こういうラーメンもありだと思う。少なくともなしではない。
                僕個人としては……まあまた来るかもしれない。ただ当分は来ないだろう。行きたいっていう人がいれば一緒には来ると思う。


                今日は間に合った竹岡ラーメン



                駐車場は雑然と、ひっきりなしに入れ替わる


                さて、今日の目的も無事達した。
                あとはどう、今日のこのサイクリングを締めくくるかを考えよう。
                今日のサイクリングを始める前に漠然と考えていたのは、ここから再び内陸に入り、小湊鉄道でも乗って帰ろうかという案だ。
                貧乏性がわかりやすい。今回のたびにやってきたきっぷがJR千葉支社のパワフル×スマイルちばフリーきっぷ。これは千葉県内のJRのみならず小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄と私鉄にもフリーパスで乗ることができるきっぷだからだ。
                小湊鉄道だって決して安くないので、今手持ちのきっぷでそのまま乗れるのは魅力なのだ。
                でもそんなのは無理なことがもうずいぶん前からわかっていた。時間は押してザンネンなばかり。ためしにNAV-Uに養老渓谷駅までの道を検索させたら42kmと出た。きわめて残念な僕の自転車能力ではその距離を2時間などでは走ることができない。つまりは今日のところはもうあきらめるほかなさそうだ。

                このまま最寄りの上総湊駅まで走って上がるか。
                それも微妙。内房線沿いに北上しながら列車の時刻を見て決めようかな。

                ここから先はルートがない。NAV-Uのバッテリーもまだ余裕がありそうなので、ナビしてもらうことにした。まずは佐貫町駅をセット。ここまで行くと東京湾観音が眺められるかもしれない.
                行き先だけ設定して、オプションは入れない。というよりいつも取り込みルートでしか使っていないので、詳しい使い方をあまり知らないのだ。

                正直、「どうせずっと国道127号なんだろうな」と思っていた。
                しかしNAV-Uはしばらくしたところで左折を指示。田園のなかの道は思いがけず、交通量も少なくてとても快適だった。すっかりNAV-Uを見直してしまった。
                案内された道は県道256号だった。


                東京湾観音も望める田園街道



                基本的に内房線から外れることもなくルートは悪くない


                佐貫町駅に着いてみると列車は5分後だった。そのあとは1時間後。
                さすがに今またがった自転車を降りてそこから輪行パッキングを始めて間に合うものでもないと思ったのであきらめた。
                ──しかしあと1時間か。

                ふと、君津まで行ってもそう遠くないのではと気づいた。
                君津まで行けばもしかしたら始発の列車があるかもしれない。
                僕は再びナビに君津駅を設定し走り始めた。

                走りながら思う。
                ──内房線の距離を縮めれば縮めるほど、パワフル×スマイルちばフリーきっぷ的にはメリットが少なくなるじゃないか。どんどん損していくぞ。
                まったくっ……貧乏性ってやつは。

                3月11日 嶺岡中央林道と竹岡ラーメン(その1)

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                  嶺岡中央林道の名を知ったのは18歳のとき。運転免許を取りにいくときに、初めて買った自動車雑誌「中古車情報」でだ。
                  内容はまったく覚えていない。毎回ひとつの林道を取り上げて紹介するコラムで、臨場感のある文章も手伝ってそれこそ未知の世界だった「林道」というキーワードとともに記憶に刻まれたのだ。そのコラムはたぶん、この僕が初めて買った号が第1回だった。

                  名前と場所(どうやら房総半島にあるようだ)という記憶だけが残り、おそらくそのコラムに書かれていたであろうこの道の魅力や見どころはまったく覚えていない。
                  それでも今やこのネット情報時代にその名を検索すると驚くほどヒットすることに気がついた。しかも、自転車で訪れている例もかなりの割合で見るのだ。
                  加えて、僕の愛読書のひとつ「ツーリングマップル」には、嶺岡中央林道全線、紫色で塗られている。紫で彩られた道はツーリングマップルスタッフのおすすめルートである。

                  背中を押す条件は揃っていた。
                  あとはなかなかにして遠い、そこまでのアクセスだ。
                  西側(内房)の入口にあたる安房勝山、ここまで南越谷から乗車券が2,210円、東側(外房)の入口は安房鴨川で2,520円かかる。
                  これがなかなか大きい。
                  しかしこれを解決する手段が今ならある。パワフル×スマイルちばフリーきっぷだ。

                  実は正直、18きっぷと重なるこの期間、房総への自転車紀行には今ひとつ乗り気ではなかった。もっと18きっぷを有効に使って遠い場所まで出かけてみたいと思っていた。
                  ただここのところ週末の天気が悪く、実際のところまだ18きっぷを購入すらしていない。今回も土曜日は朝から雪混じりの雨が降り、昼を過ぎれば上がったものの、日曜日の天気予報は千葉が良し、伊豆や静岡は晴れマークに雨マークがつく微妙な予報になっていた。
                  今さら18きっぷを買いに出る話もないなと土曜日の夜、房総に出かけることを決めた。

                  嶺岡中央林道だけでは目的意識が上がり切らず、何か材料を探した。──竹岡ラーメンがあるじゃないか。
                  そうだ、しばらく前に房総内陸を走り回ったとき、竹岡ラーメンを食べに行こうと勇んでいた。地図を見誤ったり、地図から外れた大きな寄り道をしたり、そもそも距離計算時間計算があっていなくて、ラーメン屋についた時点で15時10分。窓も入口も雨戸で硬く閉ざされたその店はまるで廃屋にすら見えた。

                  朝5時50分、越谷レイクタウン駅。
                  9時15分に安房鴨川に着く、特急わかしお崩れの普通列車への最終接続一本前の列車だ。パワフル×スマイルちばフリーきっぷを買うために一度南流山の駅で降りる必要がある。


                  人影もまばらな越谷レイクタウン駅


                  眠い目をこする。
                  段取りが悪い僕は、結局寝たのが0時を回ってからになってしまった。朝は家を5時に出るために4時半起床。3月とは思えない寒さに手足をかじかませながら走ってきた。眠気と寒さは駅までどこをどう走ってきたか、記憶をあいまいにした。
                  そんな時間まで起きていたのは、ソニーのナビ、NAV-Uにルートを仕込んでいたからだ。ネットで情報を収集した際、嶺岡中央林道は道がわかりづらいという内容を見て。事前にルートナビを使ってKMLファイルを作成し、わざわざNAV-Uのために買ったメモリースティックに入れてきた。安房鴨川から嶺岡中央林道を全線走り、その後は海沿い国道127号で上総湊へ向かうルートだ。
                  距離にして50kmと少し。丘を越えることを考えても12時半くらいに到着できるだろうか。お昼にちょうどよさそうだ。


                  南流山駅で一度下車、指定席券売機できっぷを買う


                  乗り継ぐ列車はすべて混雑に当たらずに済んだ。
                  おかげでほとんどを眠って過ごす。──と、これら列車での眠りで睡眠不足を取り返せるのならよいのだけど、毎度のこと寒さで目が覚めてしまう。駅について扉が開くと冷たい空気が流れ込んでくるのだ。朝の列車はどれもほとんど空調がかかっていないから走っている間も決して暖かくない。なぜなんだろう。僕には寒くて仕方がない。うつらうつらと寒さへの震えを繰り返し、房総半島を南へと進んだ。
                  安房鴨川に定時に到着。
                  もうここまで列車で来ることも少なくなるだろう。ここまできたのもパワフル×スマイルちばフリーきっぷがあってのこと。このきっぷの利用期間はこの3月いっぱい。それを過ぎたらふつうに乗車券で乗るか、ホリデーパスから300円上がって生まれ変わった休日おでかけパス、このきっぷで茂原からの乗り越しとして950円を払うかだ。
                  感慨深く特急わかしおの車両を降りる。

                  海に向かった小さな駅舎を抜け、多くの下車客がそうするように僕も反対側への跨線橋を渡った。
                  駅舎のある東口は、特急が着いても日向ぼっこ中のようなタクシーが数台、あてどなく客を待っている。対する西口は新しめの大きなロータリー、大きなイオンショッピングセンター、私鉄の郊外主要駅のようだ。
                  僕はロータリーの隅で自転車を組む。やがてロータリーに鴨川シーワールドへ向かうバスがやってきた。なるほど跨線橋を渡ってきた客のほぼ全員がこのバスに乗り込んだようだ。
                  バスが出発してしまえばロータリーは静かになった。僕は組み上げた自転車でほんの少し走る。駅前から国道に向かったところにあるマクドナルドに入った。温かいコーヒーを飲みながらナビの電源を入れ、夜作ったKMLファイルをインポートする。


                  いつもながらの朝コーヒー


                  さて、鴨川を出れば嶺岡中央林道はすぐだ。
                  房総半島は高い山こそないのだけれど、丘陵になっている。特に外房側はその丘陵部が海まで張り出しているから、一気に駆け上がらなくてはならない。大動脈の国道はと言うと、丘陵部をくりぬいたトンネルでさっさと突き抜けて南へ行ってしまった。
                  ここまではさすがに想像していなかったと言う斜度の勾配をぐんぐん登る。早くも息が絶えそうだ。登りながら木々の間から鴨川の市街地と太平洋がちらちらと覗いた。急激な勾配で登る分、街は一気に小さくなった。
                  いったん登り切った場所から嶺岡中央林道が始まる。その登りにすっかり体が熱くなってしまった僕は、ウィンドブレーカーと蓄熱アンダーを一枚脱ぐことにした。ついさっきまで電車の中で寒い寒いと言って震えていたのが嘘のようだ。
                  魚見塚展望台と書かれた道しるべがあったので、いったん進むべき方向とは逆の海へ向かう道を進んでみた。公園があり自転車を置いたがそこから海は見えなかった。またさらに徒歩で進んでいく必要があったようだ。どのくらい歩く必要があったのかわからないけど、先に進むことが面倒になってやめてしまった。

                  再び戻っていよいよ嶺岡中央林道へ入る。まずは2号だ。
                  NV-U37はKMLで作ったルートの取り込みの場合、案内機能は働かない。つまりナビゲートしてくれないと言うことだ。
                  しかし地図を見ていれば十分で、作ったルートに沿って走っていることがわかるし、あやしい分岐もそこにたどり着けば照らし合わせることでわかるので、僕のニーズは満たしてくれている。
                  僕は常に北を上に固定して表示しているので、真右に向かっている。西に向かっていると言うことだが、どうやらこの嶺岡中央林道2号はかなり直線的に進むようだ。
                  坂も実に直線的に登り、勾配を緩めるために右に左にとかわすことがない。潔いと言えば潔いのだけど、直線で先まで見える登り坂は精神的にも重い。
                  顔に当たる風はまだ冷たい。が、昇ってきた太陽に照らされて登り坂を行くと、服を2枚脱いだ体でもあっという間に熱くなる。
                  僕はさっき見えたような鴨川の眺望がまた見られるんじゃないかと、木々の間から目を凝らした。残念ながら見えることがなかった。ときどき左方向に見える海は太海の町だろうか。高台の上に風力発電のようなプロペラが立っている。鴨川市街の写真を撮っておけばよかったかな。あのときは急坂の勾配での再発進を嫌って立ち止まろうと思わなかった。失敗した。
                  西へ一直線に向かう2号はほとんど大きなカーブもなく進む。丘陵部を横断するように進んでいるから、登り下りがある。せっかく溜め込んだ標高を吐き出してしまうのがもったいない。
                  何台か、県外ナンバーの車が追い越していく。ツーリングらしい人はオートバイが1台追い越して行っただけだ。自転車とは今のところ会ってない。
                  ちょっとした高台まで登りきったような場所に、パラグライダーの滑空場があった。県外ナンバーの車はほぼすべてここにやっていたようだ。急な断崖を駆け出すように飛び立っていく。高いところでは足がすくんで動けなくなってしまう僕には恐ろしくてできることはない。


                  2号は直線的でずっとこんな景色


                  登り下りを繰り返していると国道410号に出た。ここで嶺岡中央林道2号は終わり。十字路のようになっていて、向こう側の道が嶺岡中央林道1号だ。
                  この嶺岡中央林道、4号まであるのだが、鴨川から入って2号、1号、4号、3号の順に並んでいる。敷設された順かな。ともかく不思議な順だ。
                  1号はこれまでの2号とうって変わってつづら折で山に入っていく。また楽な勾配ではない。カーブを曲がって抜けた先、さあ平らになるかと期待すると同じ勾配が続く。こういうのつらい。
                  直線的に先まで見える坂が嫌だ、カーブで曲がった先が同じ勾配の続く坂が嫌だ、と結局は坂が嫌なのだ。僕は坂に文句ばかり言っている。


                  1号のつづら折


                  そういえばパラグライダー場を過ぎたらすっかり車も減った。相変わらずツーリストはいない。ときどき地元ナンバーの軽トラが通るくらいだ。
                  こんなところに自衛隊があったりする。と言っても自衛隊の車が走っていたりもしない。リスが横切ったのと、どこから何で来たのか中年のハイカーがいたくらいだ。鳥がやたらと多い。あちらこちらでものすごく大声で鳴いている。
                  嶺岡中央林道は道がわかりにくいって聞いていたけれど、一度入り込んでしまえばわりと迷わずにたどれるようだ。案内看板が分かれ道に立っていることがほとんどだし、栃木県の林道にあるような黄色四角の林道標識もあったりする。ちなみに埼玉県は国道と同じおにぎりの形をした、くすんだ緑色に林道名を記したものが立っている。
                  おかげで作ってきたKMLファイルのルートが間違っていることにも気づいた。Latlonglabのルートナビで適当にポイントして作ったルートがどうやら嶺岡中央林道を外れたらしい。僕は現地の案内看板に従って進む。このあたりには同じような道幅のルートが毛細血管のように張り巡らされている。しばらく走っていると、間違えたルートをたどったコースが左から合流してきた。


                  嶺岡中央林道の案内看板と林道標識


                  基本的にこの道は登りか下りしかない。平坦は皆無だ。
                  登りで失ったスピードや蓄積した疲労が下りで回復できるかと言うとそうはいかない。嶺岡中央林道は全般的に道幅は車一台プラスアルファ、舗装状態もあまりよくない。水か流れ出していたりコケが生えていたりもする。林業による植樹なのか杉が多く、杉の葉もやたらと落ちている。おかげで下りになるとブレーキを握りっぱなしになってしまう。下り坂によって生じる落下のエネルギーは僕の握力によってブレーキで熱に変換されて終わってしまった。
                  そんな登って下り、また登り返しを繰り返していると、「大山千枚田」の道しるべが現れた。──ん?何か聞いたなその名前。
                  このあたりに広がる棚田の原風景だ。嶺岡中央林道周辺の情報をあさっていて、確かに出てきた。もっともこれは帰ってから思い出した。
                  ここの場ではその千枚田へ向かう道があまりのに急勾配を下っていくようで、またこの坂を再び登るのかとそれが頭を先によぎってしまった。
                  立ち止まりはしたもののそのまま1号を西に進むことを選択する。
                  市道や、もう少し回れば長狭街道を使う手もあったんだ。せっかくだから回ってきてもよかったと今は思う。

                  白石峠と言う名の場所に下って1号は終わる。市道との合流点だ。
                  下っていったら峠に出ると言うのは奥武蔵グリーンラインの大野峠から白石峠のよう。名前も偶然ながら同じ白石峠だ。
                  次に向かうのは4号。2車線の市道を進むと程なくして4号の入口なのだが、ここでもまた僕が作ってきたルートは間違っていた。ルートは市道をさらに進んでいた。僕はたまたま分岐した道の高いところに立っていた嶺岡中央林道の案内看板を遠目に見つけたまでだ。
                  しかしまあどこも勾配がしんどい。急激に勾配量が変わることも多く、慌てて変速するもんだからプーリーとチェーンががちゃがちゃとすごい音を立てる。変速はトルクのかかっていない状態で行うべき、つまりは勾配量が変化する前に変速を済ませるのが理想だ。──無理だっつの。
                  疲労も溜まってきてしまったのか4号の記憶が今やほとんどない。僕が設定ミスしたKMLのルートもいつの間にか合流している。4号の入口で登らされたからまた下ったか。最終的には県道に合流して終わっているはずだ。県道を走って3号への分岐に入る。


                  4号の入口



                  3号の案内看板


                  嶺岡スカイラインなどと言う愛称を持ちながら、途中ほとんど眺望はない。どちらかというと林道の名にふさわしく林の中をいく。杉が植林された場所、竹が生い茂っている場所、それ以外にも左右を木々に囲まれ、自然のなかを走る感覚。今でこそ全線舗装されているけどかつてはダートのいい道だったよう。その道のころにファンが多かったのかもしれない。全線舗装されたと聞いたのでこうやってロードで来れるわけだけど。
                  3号はほかの三つとはいささか印象が異なって、どうやら稜線のうえを行くルートではないようだ。崖にも沿い法面処理もされている箇所もある。おそらくそれほど時間の経っていない、生々しい落石があったのにはおののいたが。
                  やがて一瞬景色が広がる。
                  展望台のようになっていた。
                  おお滅多にないことと自転車を止めて写真を撮る。どこだろう。海は内房、館山かな、岩井かな。
                  外房を出発して内房までこうやってやってきたわけだ。
                  展望台を出発すると道はまっすぐ下り始める。正面には海が望めた。そろそろ終わりか。これまでと同様、ブレーキをしっかり握りながら、下りをスピードに生かすことができないまま進んでいく。急に風景が広がったと思ったら県道に合流した。
                  その先はもう海だ。すぐ先で内房の海沿いを行く国道127号に合流する。


                  この崩落、直撃は自転車ヘルメットじゃアウトでしょ



                  展望台めいた場所、ここまでで唯一だったような気が



                  国道127号に出てこの旅も終わり


                  もう12時回ってる、全然時間の読みができていない……。竹岡ラーメンに12時半なんてとんでもないや。
                  でもとりあえずラーメン食べに海沿い行こうか。

                  青毛堀川と鷲宮神社

                  0
                    青毛堀川は加須から久喜に流れる河川で、大落古利根川の支流に当たる。
                    その青毛堀(あおげぼり、おうげぼり)の名のとおり、排水路としての役割を担っていた。このあたりで「堀」とつくのは排水路を意図するものがほとんど。僕のところの近くでも新方川(にいがたがわ)の地元通称千間堀や、会之堀川なんかがそうだ。

                    朝から遠方へ出かける機会も逸していたし、天気もよくなく気温も上がらないようなので、近場のこの青毛堀川をめぐって、鷲宮神社でも行ってみようと思った。
                    きょうは興味本位に路地路地をつないで行く。春日部の内牧から東武動物公園の裏手を抜け、杉戸を経由して久喜へ向かう。


                    東武動物公園にそびえる木製ジェットコースター



                    このあたりに住み着いている野良猫をめでるばあさん

                    青毛堀川には河川沿いに道が整備されている箇所もある。特にサイクリングロードだとか歩道だとかと謳っているわけではないが、ところどころには車止めのポールが設置されていたりするので、車の入ってこられない箇所もある。
                    そんなわけでウォーキングや犬の散歩などが盛んなようだ。


                    青毛堀川沿いの道



                    水鳥が羽を休めていたりもする

                    ただ川沿いの道は延々と長い距離つながっているわけではないようだ。
                    そのたびに住宅街に迷い込んだり、越えられない線路に苦しんだり──。

                    それでも離れた川にまた近づこうと試みながら川の近くを進んで行くと、やがて鷲宮に着く。

                    鷲宮神社はこの近辺でも相当古くからある神社で由緒もある。この寒空のもと、参拝客を多く見かけた。
                    近年ではアニメの神社?としても知られているようで、特に奉納されている絵馬にはかなりの力量と見受けるマンガ、アニメ的絵が描かれていて、下手な絵を描いて一緒に掛けておくのはためらうほどだ(笑)。


                    由緒ある鷲宮神社は森の中にある



                    帰りは葛西用水沿いをたどって行くことにした



                    コメダ珈琲店

                    0
                      中京系喫茶店、コメダ珈琲店が東川口にできたらしい。
                      それじゃ小倉トーストを食べに行こうか。

                      思いのほか暖かい日。
                      うまく家の合意が取れずにサイクリングに出られなかった。
                      昼少し前だからそれからサイクリングに出てもよかったのだけど、どうもその時間からのいい行き先を思いつかなくて。

                      東川口に行くならラーメンも食べよう。
                      とり塩ラーメンなどがウリの、鳥空海へ行ってみる。夜は焼き鳥屋になってしまうらしい。ラーメンは夜食べられないのかな。


                      まずはお昼にラーメン

                      開店してすぐの11時半、ちょうどのれんを出しているところで、待たずに入ることができた。
                      ここ最近流行りのとんこつプラス魚介でドロドロとか、背油ギトギトとかがそれほど得意でない僕としては、この手のあっさり系スープは好きだ。

                      おなかも満たされたし、コメダへ行こう。
                      ──しかしいつごろからあったんだろう。ここのところコメダは全国に少しずつ触手を伸ばしているようだね。


                      いつの間に東川口にできたのだろう



                      名古屋らしいもの、コメダらしいものを食べようか

                      ラーメンに小倉トースト……食べ過ぎか!?

                      体感温度の個人差

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                        なかなかやって来ない春のせいで、過剰寒がり性の僕としてはホントつらい毎日。
                        でもこんな日々でもコートを着ずに通勤する人とかいるんだよね。
                        僕の仕事現場にもいる。朝来て僕もさすがにコートは脱ぐが、スーツの上着は着たまま。対してコートなしの彼は着くとスーツの上着を脱ぎ、おまけにシャツの腕をまくる。

                        明らかに暑い寒いの感じ方が人によって違うんだよね。感じ方だけじゃなくて体の反応としても。彼は暖房が入っていると汗が出ると言っているし。
                        鉄道会社も空調の温度は難しいらしい。こう体感温度の個人差があるから、適温なんてないわけだ。寒がりの人は夏の冷房だけで寒いと言うし(もちろん弱冷房で)、暑がりの人は冬でも人が多けりゃ冷房を入れろと言う。余談だけど東京新聞の調査では、文句として上がるのは「寒い」よりも「暑い」のほうが圧倒的に多いんだとか。寒いと感じる人は我慢する傾向にあるって読んだ。

                        さて、自転車に乗るときにする格好といえばサイクルウェア……と断言まではしないけど、昨今の自転車ブーム(ロードブーム)にあわせて相当数の派手なサイクルウェアを街でも見かけるようになった。
                        競技をやらない、レースやイベントにもまったく出ない、グループでサイクリングすることもないこんな僕でもサイクルウェアは持っているし、着る。実際やっぱりよくできていると思う。自転車に乗っているときの着心地もいいし、機能的でもある。
                        そのサイクルウェア、夏ならもう半そでウェアとハーフパンツで決まりだ。なかにドライ系のアンダーを着る着ないの好みはあるにせよ、それ以下はない。
                        しかし冬は人それぞれだと思う。
                        体感温度の個人差による部分が大きいと思う。僕は過剰寒がりなのでおそらく周りの自転車乗りよりも着込んでいると思う。ウェア自体の機能性の差があってずいぶん温かく着られるものもあるとは思うんだけど、ずいぶん薄着だよなあと見える人とすれ違うことも少なくない。
                        そんななか、パールイズミのウェアはここ何年か冬物には対応気温を表記している。こんな感じで。



                        最初は「うんうん、こういうの参考になるよ」と思ってカタログを見ていたけど、体感温度の個人差があることに気づいてから、「んん?この5℃の表記の基準ってなんだろ」って思うわけだ。
                        俺ってこの適合気温で判断していいのかな、それとももう一段階下のレンジのウェアを選ぶべきなんだろうか──と。

                        までも僕の場合、パールイズミのウェアってまったくと言っていいほど買ったことないんだけどね。

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